コラム

column

公開日

最終更新日

同棲と同居の違いとは?事実婚やルームシェアの定義や賃貸探しの注意点を解説

同棲と同居の違いとは?事実婚やルームシェアの定義や賃貸探しの注意点を解説

誰かと一緒に住んでいる場合、同棲や同居、ルームシェアなど似た言葉が多く表現に悩んでしまいます。

 

同じに思えるこれらの言葉ですが、それぞれ定義が違っており間違った使い方をすると相手に誤解を与えるかもしれません。

 

同棲やルームシェアなど状況によって賃貸選びの基準も変わってくるので、これらの違いについて解説します。

同棲と同居の違い

同棲とは一般的に、婚姻関係ではないカップルが同じ家に住むことを指します。同居とは誰かと一緒に住むことを指すため、同棲は同居の一種であると言えます。同棲と同居の明確な定義、また事実婚との違いを見ていきましょう。

同棲とは

同棲は恋人関係にある者同士が同じ家に住むことを指します。同棲は完全に一緒に暮らしている状態のため、自宅が別であるものの相手の家で過ごす日が多い場合は「半同棲」と呼ばれます。

同居とは

同居とは、誰かと一緒に住むことを指します。人数や関係性を問わず、同じ家に2人以上で住んでいれば「同居」となるため、家族同士や友人同士などあらゆる場面で同居という言葉が使われます。

 

同居は同棲・ルームシェア・居候など誰かと一緒に住んでいることを指す言葉を、全て包括するというイメージです。

事実婚との違いとは

事実婚とは、正式な婚姻関係を結んでいないものの、夫婦と同等の関係を持った状態のこと。

 

ただ同棲・同居をしているだけでは事実婚と認められませんが、お互いに結婚の意思を持ち、夫婦としての生活を過ごしていれば事実婚だと言えます。

 

また、結婚の意思を持って3年以上同棲を続けると内縁関係にあると認められやすく、財産分与や慰謝料の請求等が可能になります。

ルームシェアと同棲・同居の違いは?

ルームシェアとは、恋人関係ではない友達や他人と一緒に暮らすことを指します。同居の中にルームシェアが含まれるため、両者の違いはありません。

 

同棲は恋人と2人で暮らすことなので、ルームシェアとは違った意味を持ちます。

 

ルームシェアは一般的に友達と一緒に住み始めるというイメージですが、最近ではルームシェアとして募集している賃貸で、全くの他人と共同生活をするという様式も増えています。

居候との違いは?

居候とは、他人の家に住ませてもらうことを指します。同棲やルームシェアは、他人と一緒に住み始めるのが基本ですが、居候は他人の家に一時的に住むというイメージです。

 

また、居候には他人に食べさせてもらうという意味もあるため、家主に養ってもらいます。

同棲・同居の賃貸探し|注意点まとめ

同棲や同居用の賃貸を探すにあたって、一人暮らしとは違った注意点がいくつかあります。そもそも同棲・同居向けの賃貸でないと入居が認められないので、家探しを始める前に注意点を確認しておきましょう。

2人以上での住居可能な物件を探す

ワンルームなど一般的に一人暮らし向けに作られた物件は、「二人入居不可」と設定されている可能性が高いです。

 

そのため、まずは「二人入居可」「ルームシェア可」「同棲相談可」などと記載された、2人以上で住居可能な物件を探しましょう。

 

二人入居を認めていない物件に二人で住むと、契約違反となり最悪の場合、即退去を命じられます。

 

しかし、不動産ポータルサイトで二人入居可の物件に絞り込むと、ほとんど物件が表示されません。

 

これはポータルサイト上で同居数を設定していない物件が多く、実際に不動産屋で相談すると他にもたくさんの物件を紹介してもらえる場合が多いです。

 

一人暮らしとは違い、同居はポータルサイトだけでは家探しが難しいため、不動産屋で相談することをおすすめします。

賃貸契約の名義人を決めておく

同棲や同居の場合、名義人は以下の2種類に分かれます。

 

・代表者を決める
・連名契約にする

 

どちらか一方が代表者になる場合は、入居審査の通りやすさを考えて収入の多い方や安定した職業についている方を名義人としましょう。

 

連名契約と言い、複数人の共同名義で契約する方法もあります。連名契約は入居審査に通りやすかったり、お互いの会社の家賃補助制度を利用できたりするのがメリットですが、大家さんや不動産屋側の手続きの手間が増えるため、基本的には嫌がられる契約方法です。

 

代表者を1人決めるのを基本とし、どうしても連名契約が良い場合は、事前に不動産屋にその旨を伝えておくと良いでしょう。

急ぎでなければ不動産屋の閑散期を狙う

同棲や同居はお互いの条件を擦り合わせて物件を探すため、一人暮らしよりも意見がまとまりにくく、契約までに時間がかかる傾向があります。

 

そのため、可能であれば不動産屋の閑散期である6月〜8月や11月〜12月を狙うと、ゆっくり内覧や検討ができます。

まとめ

最近では同棲だけではなく、友達同士や他人と生活をともにするルームシェアなど様々な様式での同居が増えています。

 

ただし、複数人で住むと騒音トラブルなどのリスクが上がるため、物件によっては複数人での入居はNGとしている場合があります。

 

同居を始める際はまず、住みたいエリアのうち二人以上で入居できる物件をピックアップすることが大切。

 

不動産屋に相談すれば、ポータルサイトからは分からない情報も多数教えてもらえるので、同居を検討中の方はぜひ直接の相談をしてみてくださいね。

営業時間/24時間営業(ご予約済みの方限定)
定休日/春休日、夏休日、秋休日、年末年始