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アパートの保管場所使用承諾証明書とは？賃貸の車庫証明の流れを解説
車庫証明に必要な書類の一つ「保管場所使用承諾証明書」。アパートや賃貸に住んでいる場合は自分で記入することができず、車庫証明を誰に書いてもらうか分かっていない方も多いですよね。
大家さん・管理会社や不動産会社に依頼するのか、また自分で書くのはOKなのかなど、賃貸の車庫証明の流れについて詳しく解説していきます。
アパートで車庫証明が必要なケースとは
そもそも車庫証明とは、保有する車の保管場所を確保しているかを証明する書類です。車は必ず定められた範囲内に保管しなければならず、引っ越しや車を購入する際には車庫証明の申請が必要となります。
アパートにお住まいの方は敷地内の駐車場や近くの月極駐車場を契約するのがほとんどでしょう。これを証明するために車庫証明を行います。
車庫の条件とは
日本の車庫の条件は以下の通りです。
・道路以外の場所に保管する
・居住地から直線距離で2キロ以内の場所にある
・道路から自動車の出入りが問題なくでき、かつ車全体を収容できるスペースがある
・保管場所として使用する権原がある
これら全てを満たしていないと車庫だと認められません。条件に当てはまる駐車場があるか、引っ越しや車の購入前に必ず確認しておきましょう。
賃貸の車庫証明【必要書類一覧】
賃貸の車庫証明には、以下の書類が必要です。
・自動車保管場所証明申請書
・保管場所標章交付申請書
・保管場所の所在図・配置図
・保管場所使用承諾証明書
自動車保管場所証明申請書と保管場所標章交付申請書は自分で用意します。どちらも警察署で書類がもらえます。
一方で保管場所使用承諾証明書は、マンションのオーナーや駐車場の管理者に依頼しなければなりません。保管場所の所在図・配置図は基本的には自分で用意しますが、マンションによっては承諾証明書と併せて用意してくれる場合もあります。
保管場所使用承諾証明書が必要ないケースはある？
保管場所使用承諾証明書を作成しなくても、賃貸を借りる時に交わす「賃貸借契約書」のコピーで代用できる場合があります。
ただし全ての賃貸借契約書に適用されるのではなく、「保管場所使用承諾証明書の内容に準じた記載」があるものに限ります。具体的には保管場所の位置や区画番号、駐車場の契約期間、契約日等の記載が必要となります。
賃貸借契約書のコピーで代用する際の基準は明確なものではないため、警察署や担当者によっては保管場所使用承諾証明書でないと受理されない可能性もあるでしょう。
そのため、基本的には保管場所使用承諾証明書を提出することをおすすめします。
アパートの保管場所使用承諾証明書の取り方まとめ
ここからはアパートのオーナーに依頼する必要がある「保管場所使用承諾証明書」の取り方を解説します。早めに依頼しないと車庫証明の交付に間に合わないため、前もって連絡しておくことが大切です。
保管場所使用承諾証明書は誰が書く？書類は大家さんに書いてもらうの？
アパートの敷地内に駐車場がある場合は、大家さんに依頼して書類を書いてもらいます。一方で駐車場がアパート以外の場所にあるのであれば、その駐車場の管理者へ依頼しましょう。
保管場所使用承諾証明書を自分で書くことはできる？
保管場所使用承諾証明書を自分で書くのは絶対にしてはいけません。駐車場の権原がない人が勝手に書類を作成すると、私文書偽造となる可能性があります。面倒と感じるかもしれませんが、必ず大家さんに依頼するようにしてください。
保管場所使用承諾証明書の手数料は？
保管場所使用承諾証明書は作成に手間がかかるため、手数料を設定しているアパートも珍しくありません。手数料の相場は3,000円前後と言われていますが、中には1万円を超えることもあるようです。
また、アパートによっては無料で証明書を作成してくれる場合もあります。駐車場を使用する予定がある方は、引っ越し前に手数料を確認しておくと安心でしょう。
賃貸の保管場所使用承諾証明書の使用期間は？
保管場所使用承諾証明書に記載する使用期間は1ヶ月など短かすぎると受理されない可能性があります。事情によっては短期間の場合もあるとは思いますが、最低でも2ヶ月以上の契約期間を設けるようにしてください。
また、賃貸の保管場所使用承諾証明書には、明確な有効期限が決まっていないため、発行後はいつまでに提出すれば良いのか悩む方もいるでしょう。基本的には1ヶ月と認識するケースが多いため、発行から使用日まであまり日を開けないように注意してください。
アパートの車庫証明は管理会社に書いてもらうの？
最近ではアパートの管理人である大家さんと直接関わるパターンは減り、多くの場合は管理会社を通してやり取りを行います。
そのため、大家さんと顔見知りではなく、保管場所使用承諾証明書の連絡をしづらいと感じている方も多いですよね。
実は車庫証明の書類は、大家さんではなくマンションの管理会社へ依頼できる場合が多いです。
中には各種書類を全て用意してくれるサービスもあるため、車庫証明が面倒だと感じているなら依頼してみてはいかがでしょうか。
手数料として3,000円程度かかりますが、書類不備などの心配が必要ないためおすすめです。
車庫証明（保管場所使用承諾証明書）を不動産に書いてもらう｜手数料は？
管理会社ではなく、不動産会社に保管場所使用承諾証明書の発行など、車庫証明を依頼することもできます。
書類を不動産会社に書いてもらうと、手数料は管理会社に依頼する場合と同じく3,000円ほどがかかります。
手数料がかかっても良いから誰かに車庫証明を依頼したい方は、管理会社または不動産会社に連絡してみましょう。
賃貸アパート・マンションの車庫証明の書き方まとめ
車を保有している方は引っ越しの際、車庫証明を行います。アパート内の駐車場を利用するのであれば、アパートのオーナーに保管場所使用承諾書を作成してもらう必要があるため前もって連絡しておくのが大切です。
車庫証明の書類作成は手間と時間がかかるため、一人では難しい方も多いでしょう。引っ越しのタイミングであれば不動産に依頼することも可能です。引っ越しの際はやるべきことが多いですが、車庫証明の申請も忘れないようにしてください。
