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リノベーション賃貸はやめた方がいい?デメリット・失敗談を紹介
ここ数年で人気が急上昇している「リノベーション賃貸」。安くて内観が綺麗というメリットが大きい反面、築年数が古いこともあり「リノベーション賃貸はやめた方がいい」とデメリットを感じる方もいます。
そこで本記事では、リノベーション賃貸について分かりやすく解説していきます。失敗しない物件の選び方のポイントもまとめたので、引っ越しを検討中の方はぜひ参考にしてください。
リノベーションとは?分かりやすく解説
リノベーションとは既存の建物の価値や機能をアップさせるために大掛かりな改修を行うこと。
ただ壁紙や床を張り替えるのとは違い、間取りや内外装の変更、機能性に優れたキッチンの追加など、住む人の暮らしに合わせて刷新します。
物件そのものを建て替えるわけではないので、比較的安い費用で新築同様の家が手に入るのがリノベーションの最大の特徴です。
リノベーションとリフォームの違い
よく一緒にされるリノベーションとリフォームですが、どのように改修するのかで分類されます。
リフォームは家を新しく変えるのが目的ではなく、「元の状態に戻す」もの。一新するリノベーションと比べ簡単にできますが、現代の暮らしやトレンドには合わせられないのがリフォームの特徴です。
リノベーション賃貸はやめた方がいいと言われる理由
リノベーション賃貸は築年数が古い物件でも、改修されていて綺麗な状態なのが魅力です。しかし、いくら見た目が綺麗でも建設から時間が経っているのは事実で、築年数に応じた劣化が感じられます。
例えば壁が薄かったり災害に弱かったりと、築浅物件と比較すると様々なデメリットがあります。
デザイン性や家賃の安さを重視するのであればリノベーション賃貸が向いていますが、一方で防音性・耐震性などの性能を重視する方はリノベーション賃貸はやめた方が良いでしょう。
リノベーション賃貸のデメリット
メリットが多く非常に魅力的なリノベーション賃貸ですが、築年数が古いゆえのデメリットもいくつかあります。
ここからはリノベーション賃貸の悪い面を解説していくので、こちらも知った上でご検討ください。
騒音に悩まされる可能性がある
築年数が古いリノベーション賃貸は木造である可能性が高いです。木造は鉄筋コンクリート造に比べ壁が薄く、隣人の話し声や楽器音などの騒音に悩まされる可能性があります。
特に2000年より前に建てられた物件は「住宅性能表示制度」に対応しておりません。防音性の低さは大きなデメリットと言えるでしょう。
旧耐震基準が多く災害に弱い
現在の耐震基準が定められたのは1981年のため、それ以前に建てられた物件は「旧耐震基準」です。
現在の基準は「震度6強から7の地震で倒壊・崩壊しない」のに比べ、旧基準は「震度5で倒壊しない」と定められていました。
そのためリノベーション賃貸の一部は地震に弱く、災害時を考えると不安があるのも事実です。
電気容量が少ない
電気容量とは同時に使える電気の量のこと。容量が少ない物件で家電を同時に使用した場合、ブレーカーが落ちる可能性があります。
例えば、テレビ・電子レンジ・食洗機を同時に使うと毎回ブレーカーが落ちる…なんてことも。
一人暮らしであれば十分な量である賃貸がほとんどですが、2人以上で住む場合は電気容量が足りずストレスを抱えるかもしれません。
古いままの部分に不便を感じることも
見える部分全てを綺麗にしているリノベーション賃貸も多いですが、一部が古いままで不便を感じる物件もあります。
例えば以下の例が挙げられます。
・インターホンは以前のままでカメラがない
・エレベーターなし物件
・配管が古く匂いが気になる
完全な新築ではないため、このような部分で古さを感じる可能性があります。
リノベーション賃貸のメリット
リノベーション賃貸は築30〜50年の物件が多いですが、その古さを感じられないほどの魅力が多くあります。ここからはリノベーション賃貸ならではのメリットを見ていきましょう。
内観が新築のように綺麗
リノベーション賃貸は改修しているため、築年数が古いにも関わらず新築のような綺麗さが最大の魅力です。
大幅に改修しているためエアコンやキッチンが最新設備である賃貸も多く、リノベーション賃貸は住み心地の良さや内装にこだわる方に向いています。
家賃が安い
新築同様の綺麗さでありながら、築年数自体は古いため家賃が安いのもリノベーション賃貸のメリットです。
新築と比較すると2〜3割ほど家賃が安く、都心でも相場以下で物件が見つかるでしょう。綺麗さと安さの両立が叶うため、学生さんや新社会人の方からも非常に人気が高い物件です。
デザインにこだわった物件が多い
自由に間取りや設備を変更できるため、デザイン性や機能性にこだわった物件が多いのもリノベーション賃貸の特徴です。
「デザイナーズ物件」と呼ばれるおしゃれな賃貸も多く、カウンターキッチンやコンクリート打ちっぱなしなど、デザインの条件にこだわって探すことも可能です。
低予算で広い部屋が見つかりやすい
通常であれば1Kしか見つからない予算でも、リノベーション賃貸であれば1LDKなど広いお部屋が見つかります。
また、1Kでも8〜10畳など比較的広いお部屋が多いのも特徴。低予算でも広いお部屋に住みたいという方はリノベーション賃貸で探すのがおすすめです。
即入居が可能
新築だとまだ物件が完成しておらず、入居まで数ヶ月から1年待たなければならない…なんてことも。一方リノベーション賃貸であれば、すでに物件が完成しているので即入居できる点もメリットです。
リノベーション賃貸で失敗しない!選ぶときの3つのポイント
デメリットを知った上でも、やはりリノベーション賃貸に大きな魅力を感じている方も多いでしょう。
ここからは住んでから後悔しないために、リノベーション賃貸の上手な選び方をご紹介します。
①新耐震基準をクリアしている賃貸を選ぶ
日本に住んでいる以上、やはり地震への対策は考えておきたいものです。リノベーション賃貸は地震に弱いとご紹介しましたが、そこまで古くない物件や耐震補強工事を実施した物件は「新耐震基準」をクリアしています。
しかし、インターネットだけで耐震基準まで確認するのは大変なので、ぜひ一度不動産で相談してみてください。
②水道やインターホンなどを細かくチェック
水道・インターホン・エントランス・ゴミ捨て場など、細かい部分は改修されていないリノベーション賃貸も多いためチェックが必要です。
内覧時に確認を忘れないよう、事前にチェックリスト等を作成しておくことをおすすめします。
③壁・床・天井の防音性を確認
リノベーション賃貸は防音性が低い可能性もあるため、壁だけでなく床・天井など上下の音も確認しておきましょう。
特に楽器やペット可、お子様の多い賃貸は念入りに確認するのがおすすめです。
名古屋市のリノベーション賃貸なら『さと賃』へ
今回はリノベーション賃貸のメリット・デメリットを分かりやすくご紹介しました。
デメリットもある賃貸ではありますが、やはり安い家賃で綺麗な家に住めるのは大きな魅力と言えるでしょう。
さと賃でも名古屋近郊のリノベーション賃貸を多く取り扱っております。仲介手数料『完全無料』でご紹介できますので、ご検討中の方はぜひお問い合わせください。