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軽量鉄骨はうるさい・やめとけって本当?防音はどれくらいか調査

軽量鉄骨はうるさい・やめとけって本当?防音はどれくらいか調査

賃貸探しは間取りや駅近などの条件に加え、静かさや通気性など生活の快適さを重視する方も増えていますよね。ここで注目したいのが物件の「建築構造」です。

 

木造は防音性が低く、鉄筋コンクリート造は防音性に優れているイメージをお持ちの方も多いですが、鉄骨については詳しくない方もいるのではないでしょうか。

 

今回は鉄骨の中でも「軽量鉄骨」と呼ばれる構造について解説します。

軽量鉄骨とは

軽量鉄骨とは、鉄骨の厚さが6mm未満の骨組みのことです。これを使用した建築物を軽量鉄骨造またはS造と呼びます。1階建てや2階建てのアパートに使用されるのが多く、5階以上の建築物ではほとんど見ません。

 

鉄骨の厚さが6mm以上になると「重量鉄骨」という骨組みとなり、より耐震性などの強度が高いため階数の多いマンションに使用されます。

 

賃貸で主に使用される構造は以下の4つ。上から順に防音性が高くなります。

 

・鉄筋コンクリート
・重量鉄骨
・軽量鉄骨
・木造

 

軽量鉄骨は2番目に防音性が低い構造ですが、木造よりも生活音が気にならないため神経質な方でなければおすすめできる構造です。

軽量鉄骨のメリット

軽量鉄骨造は木造のデメリットをカバーしつつも、木造のメリットを残しているのが特徴です。そのため防音性が問題で木造を避けている方にもおすすめできます。
ここからは軽量鉄骨のメリットを詳しく見ていきましょう。

木造よりも防音性が高い

軽量鉄骨の魅力として挙げられるのが、やはり木造よりも優れた防音性を実現できた点でしょう。大きくドアを閉める音や走り回る音などは聞こえてしまいますが、普通に生活する分には問題ないと言えます。

 

木造でよくある隣人のテレビや話し声、上階の足音などは基本的に気になりません。ある程度の防音性で満足できる方は軽量鉄骨造の物件が向いています。

家賃が安い物件が多い

軽量鉄骨は工場で大量生産されている骨組みのため、コストが安く家賃も相場より低い傾向にあります。基本的には木造と同じ相場感なので、なるべく家賃を抑えたいと考えている方におすすめです。

耐震性に優れている

木よりも鉄の方が耐震性や耐久性が強く倒壊のリスクが低いと言われています。

 

また、木造は職人が1から骨組みを作るため品質がバラけやすいというデメリットがありました。しかし軽量鉄骨は決まった型を工場で大量生産するので、木造よりも品質が安定しています。
こういった安心できる点が多いため軽量鉄骨を選ぶ方も多いです。

軽量鉄骨のデメリット

メリットが多く魅力的な軽量鉄骨ですが、一方でデメリットもあります。ここからは「軽量鉄骨はやめとけ」と言われる理由について解説します。

うるさいと感じる人もいる

軽量鉄骨は木造より防音性が優れているといっても完璧ではありません。大きな音や響くような生活音は聞こえる場合があるので、人によってはうるさいと感じる可能性があります。

 

・周囲の音が聞こえると起きてしまう
・生活音が聞こえるのがストレス
・小さな子供やペットがいる
・家に人を呼んで騒ぎたい

 

など、上記に当てはまる方は軽量鉄骨造は避け、鉄筋コンクリート造を選ぶ方がいいでしょう。

断熱性・通気性が低い

軽量鉄骨のデメリットとしてよく挙げられるのが、鉄筋コンクリートよりも断熱性が低く、さらに木造よりも通気性が低いという点。

 

冬は寒く、夏は暑くなりやすいのでエアコンによる電気代が高くなるという意見もあります。

 

断熱シートの利用やこまめな換気等での対策は可能ですが、完璧な状態にはできないため人によっては大きなデメリットと感じるでしょう。

軽量鉄骨の音漏れはどれくらい?

基本的に生活音が筒抜けということはなく、大きな音や強く響く音は聞こえるという程度です。楽器の演奏や大声での会話などは聞こえるため、ある程度は周りを気にする必要はあります。

 

防音性を重視する人にはおすすめできませんが、そこまで気にならないようであればストレスなく過ごせる構造と言えるでしょう。

軽量鉄骨に向いている人まとめ

軽量鉄骨は家賃の安さやある程度の防音性・耐震性を求める方に向いています。もちろん音漏れの加減は物件によって差があるため、実際に内覧してから決めるのがおすすめです。

 

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