コラム
column
公開日
最終更新日
独立洗面台がない!ドライヤー・歯磨き・洗顔はどこでするの?
一人暮らし向けの賃貸の中でも人気の「独立洗面台」付きの物件。しかし独立洗面台があると家賃が高くなる傾向があり、なしの物件を検討している方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は独立洗面台がない間取りでよく聞く、ドライヤーや歯磨き、洗顔などのコツをご紹介します。
独立洗面台がないのは不便?
独立洗面台がない間取りは、お風呂の中に洗面台がある場合と完全に洗面台がない場合の2種類があります。
前者の中でもさらにお風呂・トイレ・洗面台の3つが同じ場所にある3点ユニットと、トイレは別でお風呂・洗面台が同じ2点ユニットに分かれます。
どちらもお風呂の中に洗面台があるものの、2点ユニットの方がスペースを広く使えるため独立洗面台なしでも比較的暮らしやすいでしょう。
一方で3点ユニットはシャワーカーテンの設置が必要なため、洗顔料などを置くスペースが狭く不便と感じるかもしれません。
また、洗面台が一切ない間取りはキッチンを洗面台代わりにします。食品を扱う部分で手洗いや洗顔など全てをキッチンで済ませるため、人によっては嫌だと感じる可能性があります。
独立洗面台がない!暮らしのコツを紹介
独立洗面台がない場合、ドライヤーや歯磨きなど本来であれば洗面台で行う作業はどこでするのでしょうか。
ここからは独立洗面台なしでも上手に暮らせるコツをご紹介していきます。
ドライヤー
独立洗面台の鏡を見ながら行う方の多いドライヤーですが、洗面台がない家は基本的に部屋の中で髪を乾かします。
鏡の前で行えば問題なく行えますが、部屋の中に髪やほこりが飛び散り、通常よりも掃除が大変というデメリットがあります。大きな問題はないため許容される方が多いですが、嫌と感じる方もいるかもしれませんね。
歯磨き
歯磨きはお風呂の中、もしくはキッチンのシンクで行います。お風呂に洗面台がある方はそこで歯を磨くのが一般的ですが、場合によってはお風呂場が濡れており中に入れない状況もあります。
特に冬場は足が濡れると冷たいため、キッチンのシンクで歯を磨く方もいるようです。少し違和感があるかもしれませんが、慣れれば問題ないでしょう。
洗顔・髭剃り
お風呂の中の洗面台は基本的に鏡がついているので、洗顔や髭剃りに適しています。歯磨きと同じく足が濡れてもお風呂場で行う方が多いです。
一方で洗面台がない間取りは、キッチンでする方がほとんどでしょう。鏡がないためキッチンに用意するなどの工夫を取り入れてください。朝風呂に入るのであればお風呂の中で完了できるので、こういった手を使っている方もいます。
スキンケア
スキンケアは手や顔を洗う必要がないので、ドライヤーと同じく部屋の中で行う方が多いです。
洗面台がある間取りであれば、お風呂場にスキンケアセットを用意している方も珍しくありません。ただし、入浴の際に容器が濡れるなどのデメリットがあります。
コンタクト
洗顔ついでにコンタクトを装着する方がほとんどのため、多くの方がお風呂場もしくはキッチンで鏡を見ながら行います。
キッチンに鏡を置けない方は部屋の中でコンタクトを装着することもあるようです。
キッチンを独立洗面台風に使うのもあり
独立洗面台のない間取りは、どのように暮らすか悩んでいる方も多いでしょう。また、お風呂の中にある洗面台は狭く収納がないため、住んでから後悔したという方もいます。
独立洗面台と同じ利便性を求めるのであれば、キッチンのシンクを独立洗面台のように使うのはいかがでしょうか。キッチン収納や棚などを購入して工夫すれば、キッチンなのに洗面台のような用途でも使えます。
日常的に料理をする方は難しいかもしれませんが、そもそもキッチンを使わないのであれば洗面台にしてしまうのも良いでしょう。
独立洗面台の後付けは可能?
持ち家であれば独立洗面台を後付けするのは可能です。
しかし、賃貸だとDIYの範囲を超えるため勝手に後付けするのはNG。大家さんに断られるケースがほとんどですが、どうしても後付けしたいなら一度相談してみてください。
そもそも独立洗面台の後付けには、洗面台の費用・工事費用など併せて50万円ほどかかります。賃貸だと独立洗面台のある間取りに引っ越した方が安いので、後付けは基本的にできないと思っておきましょう。
女性で独立洗面台なしは困るって本当?
女性はメイクなどの身支度を全て洗面台で済ませる方も多く、独立洗面台がないと不便に感じるかもしれません。
ただし元々メイクやヘアセットは部屋でする方だとユニット式でも問題なく過ごせるので、日頃のルーティンに沿って洗面台が必要かどうかを検討してください。
独立洗面台ありがおすすめな人
スキンケアやメイク、ドライヤーなどを洗面台の前で行いたい方は、独立洗面台のあるお部屋がおすすめです。
独立洗面台がないとどうしても妥協する部分が出てくるので、やはり人によっては不便や不快などと感じる可能性があります。
特に毎日のルーティンにこだわりを持っている方は、独立洗面台がある間取りの方が過ごしやすいですよ。
独立洗面台なしがおすすめな人
歯磨きやドライヤー、洗顔の場所などあまりこだわりがなく、家賃の安さや掃除の楽さを求めるなら独立洗面台のないお部屋が向いています。
今まで独立洗面台のある家に住んでいた方だと初めは違和感があるかもしれませんが、「住めば都」という言葉があるように、住んでいくうちにコツを掴んで上手く付き合えるでしょう。
家賃の安い物件が多いので、納得できるなら独立洗面台がない物件も検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
独立洗面台がない間取りで暮らすには洗顔や歯磨きなどに工夫が必要です。元々洗面台でドライヤーやメイクをしていた方は不便に感じるかもしれませんが、そうでなければ意外とどうにかなるでしょう。
日々のこだわりのポイントによって向き・不向きがあるので、朝やお風呂上がりの流れを考え、独立洗面台の有無を検討してくださいね。