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賃貸物件の仲介手数料の交渉タイミングとは?値切るコツ&交渉の仕方を解説

賃貸物件の仲介手数料の交渉は可能?タイミングや7つのコツを紹介!

賃貸物件を不動産屋で契約する際、できれば初期費用を抑えたいですよね。実は初期費用の中でも仲介手数料は値引き交渉がしやすく、お得に引っ越ししたいなら取り入れたい方法です。

 

仲介手数料の交渉を成功させるにはタイミングや言い方が重要なポイントとなります。上手に値引きしてもらえるよう、交渉のコツをご紹介します。

賃貸物件の仲介手数料は交渉できる!

賃貸物件を契約する際、不動産屋に対して仲介手数料の値下げ交渉ができます。ただし、交渉は絶対受け入れてもらえるわけではないので、断られる可能性があるものと考えておきましょう。

AD物件は交渉向き

賃貸の中でもAD物件と呼ばれる物件は、仲介手数料の交渉がしやすいです。ADとは「advertisement(アドヴァタイズメント)」の略称で、客付けの方法として大家さんが仲介会社へ支払う広告費もしくは謝礼金のことを指します。

 

この謝礼金が支払われた物件がAD物件と呼ばれており、不動産屋はすでに大家さんからお金をもらっているため、お客さんから仲介手数料をとらなくても採算が取れるのです。

 

しかし、入居希望者側からは、AD付きの物件かどうかは確認できません。そこで、物件を紹介してもらう時に不動産屋に「AD付きの物件に絞って紹介してほしい」と伝えてください。

仲介手数料1ヶ月分は交渉できる?

賃貸の仲介手数料は、貸主(大家さん)と借主(入居者)から合計で1ヶ月分までと法律で定められています。また、どちらかが0.5ヶ月分以上の仲介手数料を支払う場合は同意が必要のため、多くの不動産屋では0.5ヶ月分までの仲介手数料が求められます。

 

そのため1ヶ月分の仲介手数料を求められた際は、法律に基づき0.5ヶ月分への交渉が可能です。

仲介手数料を値切る客はうざい?

不動産屋の仲介手数料が高いと感じていても、「仲介手数料を値切る客はうざいのか」と不安になり交渉ができない方も多いでしょう。

 

実際のところ、仲介手数料の交渉は珍しいことではないため、ネガティブな印象を持つことはありません。

 

ただし、高圧的な交渉や値引きを断られた途端に態度が変わるなどは、入居後にトラブルを起こす人物だと認識され、賃貸の審査に通りにくくなります。

 

不動産屋も人間なので、お客様の対応や交渉の仕方によって値引きに応じるか・契約するかが変わる事実は忘れないようにしましょう。

賃貸の仲介手数料の交渉タイミング|値切るならいつ?

賃貸の仲介手数料の交渉は、タイミングが非常に重要となります。効果的でないタイミングに値引き交渉をしても応じてもらえないケースがほとんどなので、不動産屋に来店する前に知っておくと得をします。

 

ここからは仲介手数料の交渉に向いているタイミングと、NGな状況について解説します。

賃貸の仲介手数料の交渉は契約前に行う

賃貸の仲介手数料の交渉は、必ず契約前に行いましょう。契約をすると仲介手数料に同意したとみなされるため、値引きに応じてもらえない場合がほとんどです。

 

最も効果的なタイミングは「賃貸の申込書を書くとき」です。

 

このときは、お金の話を絡ませても決して不自然ではなく、内見時に「このお部屋が気に入ったんですが予算が少しオーバーする」などと、相談してみると良いでしょう。

審査後の交渉はNG?

賃貸は申し込み・審査・契約の順で進んでいくため、審査後はまだ契約前の状態です。そのため仲介手数料の交渉自体はできますが、申し込み前の交渉と比較すると断られる可能性が高くなります。

初期費用の交渉|仲介手数料以外はいつ?

仲介手数料ではなく、敷金礼金やクリーニング費用など他の初期費用の値引き交渉をしたいという方も多いですよね。

 

全てに対して値引き交渉をすると嫌がられるので、基本的には仲介手数料の値引きに成功すれば他の交渉は控えておくのがベター。

 

仲介手数料の値引きに断られた場合や、元々仲介手数料が0円の不動産屋に対しては、初期費用の交渉をしてもOKです。

 

これらの値引きは大家さんへの確認が必要となるため、必ず申し込み前に行います。審査後の交渉はほとんど受け入れてもらえないので、早めに相談するようにしてください。

不動産屋と知り合いなら賃貸が値引きされるって本当?

知り合いが勤めている不動産屋を利用すれば、仲介手数料や家賃が値引きされると思っている方も多いですよね。

 

実際のところ、値引きの可否はその不動産屋によるため絶対安くなるという確証はありません。

 

「知り合いの不動産屋に頼んだのに値引きされなかった」という体験談も多いので、もし値引き目的に知り合いに依頼する場合は、値引きが可能か事前に相談しておきましょう。

仲介手数料の交渉を断られた!原因は?

仲介手数料の交渉は断られる可能性が十分にあります。

 

不動産屋は貸主と借主からの仲介手数料が主な収入源となっているため、仲介手数料の値引きは利益に直結するのです。

 

値引きに応じてもメリットの方が大きいと考える不動産屋であれば交渉が成功しやすいですが、値引き交渉は基本的に断られるものと考えておきましょう。

賃貸の仲介手数料を下げる7つのコツ【交渉の仕方】

「仲介手数料は最大で賃料の1ヶ月分まで」と定められているので、多くの不動産会社が最大の金額で仲介手数料を受領していることになります。

 

そんな仲介手数料を値引きして契約できたら…と誰もが思うことでしょう。賃貸の仲介手数料の値引き交渉をしてみよう!という方の為に値引き交渉のコツをご紹介します。

契約の意思を示す

賃貸の仲介手数料を値引き交渉を成功させるうえで、契約の意思を明確にすることが大切です。

 

「この物件の仲介手数料は安くなりますか?」よりも、「この物件が気に入ったので、仲介手数料が安くなればこの物件に決めます」というようなアピール方法のほうが、値引き交渉の成功率が高いのは間違いありません。

 

仲介手数料の値引き交渉を行う時は、手当たり次第に交渉するのではなく、ある程度入居希望物件が見つかって、契約の決意をしてから行うようにしましょう。

他社から貰った見積もりを交渉材料にする

何社かの不動産会社で初期費用の見積りをもらい、最終的に数社の見積を提示して比較して交渉すると有効です。

 

検討している物件での見積りが一番望ましいですが、違う物件の見積りと比較させることも値引き交渉を成功させる効果があります。

 

「実は別の不動産会社で別の物件も検討しています。そちらの物件だと初期費用が3万円程安いので悩んでいます。

 

こちらの物件の初期費用が安くなればこちらの物件に決めたいと思いますが、仲介手数料などの初期費用の値下げは可能ですか?」

 

というような感じで、他社の見積りと比較しご自身の希望を伝える事で値引き交渉を成功させやすくなります。

引越し予算が限られていることを素直に伝える

賃貸物件を契約するということは、今済んでいる物件から契約物件に引っ越しすることになります。となると、引越し費用がかかります。

 

引っ越しの距離、持っている家財の量、引越し時期によって異なりますが、シングルで3万〜10万円、カップルで8万〜30万円と幅があります。

 

それらを伝えた上で、この引越し費用の予算が限られていることを伝えてみるのも値引き交渉を成功させるためのポイントになります。

1~3月、9~10月の繁忙期を避け、7~8月、11~12月の閑散期を狙う

賃貸の不動産業界では繁忙期と閑散期があります。7〜8月、11〜12月の閑散期を狙うことが値引き交渉を成功させるためのポイントです。

 

・閑散期:7~8月、11~12月
・繁忙期:1~6月、9月~10月

 

閑散期では、お部屋探しをされる人が少ないため、空室の賃貸物件はずっと空室のままになりやすい時期です。そのため不動産会社も、「仲介手数料を削ってでも契約して欲しい」と考えているケースも多い時期なので、値引き交渉を優位に進められる時期となります。

自社管理物件を紹介してもらう

自社管理物件とは、不動産会社が直接管理をしている物件を自社管理物件と呼びます。自社管理物件では仲介手数料以外に家賃という収入源があります。

 

そのため、大家さんや管理会社の事情によりますが、不動産会社側も、「自社管理物件なら仲介手数料を削ってでも契約して欲しい」と考えているケースは意外と多くあります。ですので、不動産会社の自社管理物件を狙うことが値引き交渉を成功させるためのポイントとなります。

マナーを守り、誠実な対応を心がける

仲介手数料は上限額のみが法律で定められており、値引き交渉は可能です。しかし、賃貸契約時にはマナーを守り、誠実な対応で要望を伝えるようにしましょう。

 

なぜなら、高圧的な態度や良識のない人や、後々トラブルになりそうと感じる人は、貸主や管理会社に紹介できないからです。

 

賃貸契約は人と人との契約になります。担当営業マンは、賃貸契約のお部屋探しから入居申込、契約、鍵の受け取りまで、最初から最後まで関わる人物となります。この人のためなら、賃貸手数料の値引き交渉に対応したいと思ってもらえるような対応で、値引き交渉に挑みましょう。

値引き後の具体的な金額を提示する

「もし、家賃や仲介手数料等、初期の契約にかかる金額が●●円くらいです。あと、●●円くらい下げていただければ、契約しようと思っているのですが、いかがでしょうか?」

 

という具体的な伝え方をすると、値引き交渉が成功しやすくなります。もしかしたら、仲介手数料以外でも値引き可能な事項を提案してくれる可能性があります。

 

ただし、応じてくれなかったからといって、先程お伝えした通り、高圧的な態度に出るのは望ましくありません。

値引き交渉が面倒な方は仲介手数料無料がおすすめ

値引き交渉の成功のポイントを知っていても、忙しかったり人と接する事が苦手な人は交渉をしなくても、最初から仲介手数料無料の不動産会社がおすすめです。

キャッシュバック制度のある物件を狙うとさらにお得

「キャッシュバック」とは、不動産会社や不動産ポータルサイトなどが行っているキャンペーンの事です。

 

例えば、期間中に賃貸契約をすると、「家賃1ヶ月分」や「入居お祝い金」などの名目で、現金のキャッシュバックが受けられるというものです。

 

多くの場合、契約を締結し、入居後指定期間住み、期間内に申請をすると、指定した口座へキャッシュバック金額が振り込まれる流れになります。

 

なぜこのようなキャッシュバック制度があるかというと、不動産会社が力を入れている物件や、契約者を増やしたい目的で行います。

 

こういう時期には、家賃キャッシュバックが実施される物件がでてきますので、そのようなタイミングで物件を探すと更にお得に契約ができます。

不動産独自のキャンペーンにも注目

例えば、「お知り合い紹介で○○%キャッシュバック」というような不動産独自のキャンペーンを行っている時があります。

 

その場合の紹介特典は本人や紹介された方双方に特典がついているキャンペーンだと、ご友人にも誘いやすく、双方がお得に賃貸契約ができるので、おすすめです。

名古屋の仲介手数料無料のお部屋探しならさと賃へ

仲介手数料の値引き交渉ができることや、上手くいくタイミング・コツをご紹介しました。しかし、実際自分で交渉できるのか不安な方や、そもそも賃貸契約に対して疑問がたくさんある方も多いでしょう。

 

そう感じている方にぴったりの不動産屋がさと賃です。全ての賃貸物件が仲介手数料無料・キャッシュバック制度の用意など、地域最安値の初期費用でのご案内ができます。

 

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